日本精神神経学会が先月28日に、米国で昨年策定された精神疾患の新診断基準で示された病名の日本語訳を公表。子供や不安に関する疾患では、「障害」を「症」に改めるなどの差別意識を生まないように配慮したのが特徴。
主な例
①注意欠陥・多動性障害 → 注意欠如・多動症
②性同一性障害 → 性別違和
③アスペルガー症候群 → 自閉スペクトラム症に統合
産経新聞より http://www.sankei.com/life/news/140528/lif1405280005-n1.html
恐らくこれまでは医師等の立場や都合だけで名称を決定していたのでしょう。患者さんの立場などは余り意識していなかったことの証のようにも思え、今回の改称は良い傾向だと思います。
しかしこれらのような問題は病名だけではないと思います。
社内の人が理解すれば良いモノであれば問題はありませんが、対外的に使われる、浸透させたいモノに社内用語や一般的に解りにくい名称をつけても受け入れられないでしょう。
もちろん、狙いがあって敢えてそうする場合もあるでしょうが。
名称を決めることもなかなか難しいと思いますが、それよりも何を伝えたいのか、どう浸透させるか、受け手にどういう印象を与え、そして行動を促すか、歴史的背景や社会での位置づけなども考慮しながら決定していく必要があろうかと思います。
社内に「解りにくい名称」「浸透しない名称」などは転がっていないでしょうか?
一度名称について、ネーミングについて見直してみては如何でしょうか?